ボードゲーム紹介_シノミリア

「カイジ」という作品。
週刊ヤングマガジンで今も連載されています作品(月に1回以上の休載がありますけど)。
アニメ化されました作品(限定ジャンケンからパチンコ「沼」までが登場する話)。
実写映画化されました作品(2020年1月に「ファイナル」が公開)。

その作品は心理戦に持ち込む数々のゲームがありますので、
それにちなみまして、最近購入しましたボードゲーム、「シノミリア」を紹介したいと思います。

以下の画像はそのゲームのパッケージになります。

【概略】
簡単に言えば、予想を的中させるゲームです。

以下の手順に沿い、ゲームを進行させます。

①場に積まれるであろうチップの枚数を予想します。
②場にチップを積む、積まない、場に積まれるチップの予想枚数を変更するのどれかを行います。
③規定の条件になるまで、②を繰り返します。
④規定の条件に達すれば、予想結果と比較します。
場に積まれたチップの枚数が①で予想した枚数に近しい者が場に積まれたチップの総取りと条件に適した枚数が相手から受け取ります。
⑤①に戻り、ゲーム終了時に多くのチップを保有する者が勝者になります。

【ゲーム参加可能人数】
2人専用のゲームになります(ゲーム開発者設定上)。
ルールを調整すれば、最大6人はいけるかと思います。
今回は基本に忠実に説明したいと思います。
暇があれば、人数増えた場合の方法を検討して、ブログに掲載してみたいと思います(どこかのサイトでやっていそうな気はしますけど)。

【ゲームで使用する道具】
以下の画像にある道具を使用します。

【ゲームで使用する道具(プレイヤー単位)】
ゲームで使用する道具について、詳しく説明します。

『①数字のカード(0から9まで、10種類のカードが1枚ずつ)』
→場に積まれるチップの枚数を予想するときに使用します。
プレイヤーは緑もしくはオレンジ、どちらかのカード10枚を選び、ゲームで使用します。

『②絵柄のカード(片面に太陽、もう片面に月が描かれている)』
→場に積まれるチップの枚数の予想値を変更するときに使用します。
プレイヤーは①で選んだカードの色に合わせた絵柄のカード1枚を受け取り、ゲームで使用します。

 

 

 

 

『③チップ(片面に太陽、もう片面に月が描かれている)』
→場に積む、相手に手渡すときに使用します。
お互い15枚ずつ受け取り、ゲームで使用します。

【ゲームで使用する道具(プレイヤー共有)】
『①絵柄のカード(顎髭が長い男性の頭部から腕が生えている絵が描かれている)』
→スタートプレイヤーを示すときに使用します。

【ゲームの流れ】
以下の流れでゲームを進行させます。

『①スタートプレイヤーを決めます』
ゲームを始める前にスタートプレイヤー(先攻の手番)を決めます。
その方法はコイントスで決めます(ゲーム開発者推奨)。
一人がコイントスを行い、一人が裏表を当てます。
裏表を当てる者がその結果を当てれば、スタートプレイヤーになります。
その結果を外せば、コイントスした者がスタートプレイヤーになります。

『②顎髭が長い男性の頭部から腕が生えている絵が描かれているカードを場に出します』
スタートプレイヤーが決まれば、顎髭が長い男性の頭部から腕が生えている絵が描かれているカードを使い、スタートプレイヤーを腕が描かれている部分で指します。

『③太陽と月が描かれているカードを場に出します』
太陽と月が描かれているカードを太陽の面を表にして、場に出します。

『④場に積まれるチップの枚数を予想します』
自分が予想する場に積まれるチップの枚数は数字のカードを使い、予想します。
数字のカードを1枚、相手に見えないように場に伏せます。
それ以外の数字のカードは相手に見えないように手元に残します。
例外を除けば、場に積まれたチップの枚数との比較に使用したカードは今後のゲームに使用できなくなるので注意する必要があります。

④までの処理を行いますと、以下のような状況になると思います。この場合、緑のカードを場に伏せたプレイヤーがスタートプレイヤーになります。

『⑤ゲーム開始(続行)』
スタートプレイヤーが手番プレイヤーとなり、ゲームを始めます(続行します)。

『⑥手番プレイヤーはプレイする』
手番プレイヤーは3つの内の1つを選択して、プレイします。
3つのプレイは2種類に分けられ、それぞれアクションとパスと呼びます。
さらにアクションは場にチップを積む、予想した値を変更するに分けられます。
以下の説明はそれぞれのプレイの内容です。

1.場にチップを積む(アクションの一種)
最初は手持ちで15枚、ゲームの進行でその枚数は変わります。
その手持ちにあるチップを1枚、太陽と月のどちらかの面を表にして、場に積みます。
太陽と月の積み方の意味は後述していますので、ここでの説明は省きます。

2.予想した値を変更する(アクションの一種)
場に伏せた数字のカードと予想に使用していない数字のカードを交換します。必ずしも交換する必要はなく、交換したフリで場に数字のカードを伏せても構いません。相手を惑わせる意味合いで行う場合もありますので、その辺はご自由にどうぞ。
場に数字のカードを伏せた後、相手に手持ちのチップを1枚、相手に渡します。
相手にチップを渡した後、場に太陽の面を表にして出されている太陽と月が描かれているカードをひっくり返します。つまり月の面を表にします。
このプレイは予想した値が比較されるまでの間で1度しか使用できません。

3.パス
何もしません。

『⑦場に積まれたチップの枚数と予想結果を比較します』
⑥の処理を行った後、以下の条件のどれかに当てはまれば、場に積まれたチップの枚数と予想結果を比較します。
条件に当てはまらない場合、手番を相手に移し、⑥の処理を行います。

1.太陽と月の面に関係なく、場に9枚のチップが積まれている

2.プレイヤー二人が連続してパスした

3.月の面を表にした状態で場にチップを積み、その直後にパスした

場に積まれたチップの枚数と予想した値を比較する際、まず最後にアクションを行ったプレイヤーが場に伏せた数字のカードを表にします。場にチップが積まれていない状態で連続してパスを行った場合はスタートプレイヤーが先に数字のカードを表にします。
その10秒後に場に伏せた数字のカードを表にしていないプレイヤーがそのカードを表にします(カードを表にする匙加減は心理戦を高めるためであり、ゲーム開発者推奨のやり方になっています)。

場に伏せた2枚のカードを表にしたら、場に積まれたチップの枚数とそのカードの値を比較します。
予想の勝敗は以下の順番に従い、決します。

1.場に積まれたチップの枚数に一番近しい値を予想したプレイヤー、もしくは場に積まれたチップの枚数と同じ値を当てたプレイヤーが勝利です。

以下のような状況が当てはまり、この場合、緑の数字のカードを場に出したプレイヤーの勝ちです。

2.場に積まれたチップの枚数が0枚であり、お互いが場に積まれたチップの枚数に一番近しい値を予想した、もしくはお互いが同じ数を予想していた場合、スタートプレイヤーが勝利です。

以下のような状況が当てはまり、この場合、オレンジの数字のカードを場に出したプレイヤーの勝ちです。

3.お互いが1の条件に当てはまった場合、最後にアクションを行ったプレイヤーが敗北です。

以下のような状況が当てはまり、最後にアクションを行ったプレイヤーが緑の数字のカードを場に出したプレイヤーだった場合、オレンジの数字のカードを出したプレイヤーの勝ちです。

予想の勝敗で勝利したプレイヤーは以下の手順に沿って、チップを手持ちに加えます。

1.勝者が現在手持ちのチップの枚数が0枚の場合、敗者の手持ちからチップを5枚もらいます。

2.勝者が現在手持ちのチップの枚数が1枚の場合、敗者の手持ちからチップを2枚もらいます。

3.場に積まれたチップのうち、月の面が表になっているチップの枚数分、敗者の手持ちからチップをもらいます。

4.敗者の手持ちからチップを2枚もらいます。

5.場に積まれたチップを全て受け取ります。

以下の状況の場合、緑の数字のカードを場に出したプレイヤーが獲得するチップの枚数は合計12枚になります。

チップを手持ちに加える条件に沿って説明しますと、獲得するチップの内訳は以下の通りです。

1.勝者が現在手持ちのチップの枚数が0枚の場合、敗者の手持ちからチップを5枚もらいます。
→勝者の手持ちのチップの枚数は1枚以上存在するため、敗者の手持ちから受け取れるチップの枚数は0枚です。

2.勝者が現在手持ちのチップの枚数が1枚の場合、敗者の手持ちからチップを2枚もらいます。
→勝者の手持ちのチップの枚数は2枚以上存在するため、敗者の手持ちから受け取れるチップの枚数は0枚です。

3.場に積まれたチップのうち、月の面が表になっているチップの枚数分、敗者の手持ちからチップをもらいます。
→月の面が表になっているチップの枚数が3枚のため、敗者の手持ちから受け取れるチップの枚数は3枚です。

4.敗者の手持ちからチップを2枚もらいます。
→敗者の手持ちから受け取れるチップの枚数は2枚です。

5.場に積まれたチップを全て受け取ります。
→場に積まれたチップ7枚を受け取ります。

『⑧予想に使用したカードを処理します』
場に積まれるチップの枚数の予想に使用した数字のカードは表向きにして、相手に見えるようにして、手元に置きます。
予想に使用した数字のカードは二度とゲームで使用することはできません。
ただし9の数字のカードだけは再び場に積まれるチップの枚数の予想に使用できます。

⑧までの処理を行いますと、以下のような状況になると思います。

『⑨ゲーム終了条件に該当するか判定します』
⑧の処理を行った後、以下の条件に当てはまっていれば、ゲーム終了になります。条件に当てはまらない場合、⑦で決した勝者がスタートプレイヤーとなり、②の処理から行い、ゲームを続行します。

1.片方のプレイヤーの手持ちのチップの枚数が0枚

2.片方のプレイヤーの手元にある、場に積まれるチップの枚数の予想に使用していない数字のカードの枚数が2枚

⑧で表示しています状況だとゲーム終了の条件を満たしていませんので、ゲームは続行になります(チップは0枚になっていませんし、手持ちにある場に積まれるチップの予想に使用していない数字のカードは9枚なので)。

『⑩ゲームの勝者を決めます』
⑨の処理を行った後、チップの枚数を数え、一番多くのチップを持っていたプレイヤーがゲームの勝者になります。
チップの枚数が同数の場合については書かれていませんが、そのときはゲーム終了時点のスタートプレイヤーの勝利でいいと思います。引き分けなら、引き分けでいいと思います。その辺はご自由と言ったところです。まあ、希ですから、何とも言えないところです。

【まとめ】
ゲームが進行するほど、場に積まれるチップの枚数の予想に使用できる数字のカードの数が減り、その範囲が狭まります。
それにより次に自分が予想する値を相手に推測され、その的中も高まります。
例えば、序盤で予想に使用した数字のカードを偏らせますと、後半、動きにくくなります。
数の高い数字のカードを序盤で多用しますと、後半、相手は場に多くのチップを積んでいく戦法を取るようになります。
決着を急ごうとして、パスをしても、相手が場に積むチップを太陽の面を表にして出せば、決着は先延ばしにされます(月の面を表にして場に出せば、次に相手がパスをすれば、決着が着きますので注意する必要があります)。
また場に積むチップを月の面を表にして出した場合も、相手が場に積むチップを太陽の面を表にして出せば、決着は先延ばしにされます(以下同様)。
だから偏りのないようにプレイすることになると思います(特別な戦略を用意していない限り)。

さらに場に出した数字のカードと行ったプレイにより相手に思考を把握される場合があります。
しかしコイントスでプレイを選択すれば、その阻止は可能です。
このゲームとの関係性は全くなく、
ブラックジャックというカードゲームで賭博を行っていましたが、
電撃文庫の作品、「賭博師は祈らない(1巻)」でその戦法を実践していました。
1巻というのは文庫本の小説であり、漫画でいいますと3巻で実践していました(以下の画像の左の書籍が文庫本、右の書籍が漫画)。

ブラックジャックをしていたとき、ディーラーは自分に有利なカードが来るように山札にイカサマを施していましたので、この戦法は有効でした。

最早、「シノミリア」との関係性は全くなくなり、完璧に余談になりますが、
「賭博師は祈らない」という作品は、賭博で生計を立てている主人公がたまたま賭博で大勝し、過去に奴隷として扱われていた少女を手にしたところから話が始まる物語です。
その少女と一緒に暮らしていき、同じく賭博で生計を立てていた老人から教えられた生き方を主人公は見直します。そして新しい生き方を見出して、行動に移していきます。
一緒に暮らす少女に危険が及べば、賭博で相手に戦いを挑み、少女の危機を救います(勝利の決め手は賭博の勝敗と結びついておらず、賭博は時間稼ぎに過ぎませんでした)。
また旅先で出会った女性を助けるときも、賭博で戦い、女性を助けます(以下省略)。
さらに町の問題などにも首を突っ込み、賭博で戦い、問題を解決します(以下省略)。
ネタバレになりますので、最終的にどのような結末を迎えたかは割愛します。
文庫本の「賭博師は祈らない」という作品は全5巻で完結しました。
文庫本の1巻にあたる漫画は全3巻で完結しました。
作品自体は完結していますが、文庫本の著者は新しい作品、「吸血鬼に天国はない」を電撃文庫で刊行しています。
この作品は賭博との関係性はなく、また続刊が刊行されるかは不明です。
「賭博師に祈らない」と同様、気になりましたら、読んでみてください。

最後は「シノミリア」に話を戻しまして、終わります。
このゲームは10月26日(土)に社内で行いますボードゲーム会に持参しますので、興味が湧きましたら、参加してみてください。
掲載時期次第で10月の会に参加できない可能性もありますが、そのときは次回以降の会に参加してみてください。執筆する時期が遅くなりましたので、その点につきましては申し訳ございません。
他にも色々なゲームがありますので、興味がありましたら、参加してみてください。

以上です。

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