こんにちは 教育委員会のmichiyamaです。
今回もPマーク取得時にお役に立てる情報を発信させていただきま す!
第二回で、セキュリティ・情報に対するリテラシーを高める必要があり、これが低いと最悪こんな事件に発展するよ、ということをお伝えしました。
今回は、それらを日常生活でどのように高めていけばいいか、ということをお伝えできればと思います。
○アンケートでの意識調査
まずは、社内の意識調査の結果です。
・会社や現場で注意喚起されていることは確実に守るくらいには意識 している
・・・80%
・意識しようとしているがついうっかりしてしまう
・・・20%
・あまり意識していない
・・・0%
と、いった形で、アンケートにお答えいただいたかたは、セキュリ ティーに対して気をかけていることがわかります。
ついつい・・・ということがあるとはいえ、まずは気にかけるとい うことが非常に大切なことです。
○普段の就業で気をつけられること
では、何を気をつければいいのでしょうか。
まず、情報に対するリテラシーについてですが、こちらは前回お伝えしたような
・顧客情報を売りさばく
・・・ なんて事をするような方はいらっしゃらないかと思いますし、
一時期問題になった
・有名人の○○が職場に来た!!SNSに公開!公開!
・・・なんてこともしないかと思います。
では、どういったことを気をつけるべきでしょうか。
可能であれば、普段何気なくおこなっている行動1つ1つを気をつけたいところです。
先に挙げた例では罪悪感など良心の呵責で踏みとどまるようなことではありますが、そのようなことを一切考えずに取った行動が、同じような問題を引き起こすことがあります。
例えば
「あ~、うちの現場インスタ映えするわぁ~、注目されたいわぁ~ 」
などと、軽い気持ちでSNSに現場写真をアップすると
・未発表(社外秘)の製品が写ってしまっている
・写ったモニタに顧客情報が表示されてしまっている
といった事が起こる可能性が生まれ、賠償金を請求される・・・なんて可能性出てきます。
(少し前、自動車メーカーの期間工の人が発表前の車体を写したものをアップして問題になったことがあるようです)
というわけですべての行為について「本当に大丈夫か?」と思うことが大事ですが、もっと具体的に何かあればという方もい らっしゃるかと思います。
こちらも社内アンケートで伺った結果、
・クリーンデスク(画面のロック)を徹底する。
・社の施設外での会話の中で社外秘を(大きな声で)出さない。
・飲んだ後、普段持たない荷物は移動中に手から離さない( 電車内等)。
といったあたりを重点的に行っている方が多かったです。
特に私のこれまでの現場でPマークを持っているところではクリーンデスクを推奨していることが多かったですね。
やはり資料などの情報がそのまま確認できてしまうことは避けたい です。
逆に言えば先ほどの例で撮った写真に写ってはいけないものが写る ことに対してもセーフティが働きます。
厳しい現場では、あまりにできていないと「汚い机を指さし確認させられて写真を撮られる」、「情報保護方針を10回手書きで書かされる」等をさせられるところもありました( 近い人でさせられたことがある人がいないので実際行われたかは未 確認ではありますが・・・)。
○まとめ
さて、ここまで読んでいただいて、自分のこれまでの行動を思い返すと、「 あれはもしかしたらまずかったかもなぁ・・・」と思い当たること がある方もいらっしゃるかもしれません。基本的には何か行動を起 こす前に、本当に大丈夫かどうかを確認し、 未然に防ぐことが大事です(情報インシデント)。
とはいえ、いつも意識して確認するのは難しいとは思いますので、クリーンデスクなど、いくつかは癖のように身にしみこませてみるようにしてみてはいかがでしょうか。
さて次回は、ここまで「個人情報」を保護することについてもお話をさせていただきましたが、具体的に何が「個人情報」にあたるのかという事を、今年改正された個人情報保護法の内容を踏まえて、お伝えしたいと思います。
今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!