どうも。RGM-79です。
今回は、前回に引き続き
GPD WIN2
を購入していろいろいじったお話です。
※以下はあくまで経験談です。マネをして破損や損傷、その他不具合等が起きても誰も一切の責任は負いません。
もしご自身で試される場合は、必ず自己責任でお願いいたします。
SSD不良のその後
Amazonへ無事に返品できましたが、次の一手として交換するSSDを手に入れなくてはなりません。
このGPD WIN2のSSDは、ソケットこそM.2ですが長さが2242と言われる規格で、大手で製造しているのはTranscendさんだけでした。
(マイナーなトコですとKingSpecとか。米AmazonだとADATAあたりもあります)
せっかくの小型でいろいろできるのだから、容量の少ないSSDは嫌だと思い、奮発してTranscendの512GBを購入しました。
型番は「TS512GMTS400S」です。
実は初期搭載の128GBのSSDは、書き込み性能が大体150MB/s~180MB/sぐらいでして、
SSDの中では書き込み性能が低い(=ソフトインストールに時間がかかる)というのもネックでした。
この発注したSSDは、公称値450MB/sなのでその点も注目しました。
しかし、SSDを大容量にするということは、メモリチップやコントローラが
凄く発熱する、ということでもあります。
冷却を考える
SSDに放熱パッドを入れてましたが、いかんせん伝える先はプラスチック。
その先はパッシブの冷却になります。
そこで取り出したるは放熱シートでございます。
今回購入したものは「OKI-CS-15S」です。
このシートは熱伝導層に銅箔を使用、表面の熱放射層が熱を遠赤外線に変換して放射をします。
メーカーの謳い文句としては
・ハサミ、カッター等で加工が容易
・ヒートシンクのみよりも冷える(グラフでは3度低下してます)
というシロモノです。
これをSSDの蓋にペタリと貼ってみました。
・・・暖かくはなっていますが、やはりパッシブだと劇的な変化は見られませんね。
そんな中、SNSであったオプションパーツの話
SSDが届くまでの間、SNSで情報収集していると、GPD本社がSSD用のメタルカバーを発売するという話を見つけました。
一般的なプラスチックの熱伝導率が、大体0.1w/mk~0.2w/mkなのですが、これが金属となると200w/mkなどケタ違いな熱伝導率になります。
(参考値:Wikipediaの熱伝導率の項目、アルミを基準)
しかしこれを買うには、以下の問題がありました。
・GPDの公式販売はAli Expressでのみ
・正直な話、個人輸入などしたことない
・支払いがクレカなのが怖い(PayPalなどは後で知りましたorz)
・到着日時が16日~25日後とかあって届くか不安
・在庫が復活するも、すぐになくなってしまう人気商品
敷居が高いな、と思いつつ、いっそ自作するかとかも考えていたのですが・・・
代理店がメタルカバーの取り扱い開始
そんな中、情報収集していると日本の代理店がメタルカバーを取り扱うという話が出てきまして。
えぇ、すぐに注文して料金を振り込みました。
振込後、音沙汰がなかったのが凄い不安で、シビレを切らして1週間後にメールしたら、
謝罪メールとともに出荷完了の連絡が来ました。
機材到着
7月の上旬にやっと揃いました。
まずはSSD
次にメタルカバー
メタルカバー本体以外に、熱伝導シート、絶縁テープ、ゴム足が付属していました。
メタルカバーに若干のクセが
このメタルカバー、材質はアルミっぽいのですがそれ以外に問題点がいくつか。
・ネジが紛失しやすい(ロックワッシャーもなく落としたら致命的)
・熱伝導シートのスペックが詳細不明(熱導率はいくつ?)
・絶縁テープが詳細不明(熱導率はいくつ?)
公式が出しているものなので信用してもいいのかもしれませんが、性能がどれぐらいかは気になるところです。
ちなみに、ロックワッシャーがない問題は、後述するキーボードシートを加工して、ネジにかませました。
5mmでカットしたシートに穴をあけ、2枚~3枚突き刺しています。
では改造再開
揃ったので弄っていきます。
・SSDを交換し512GBへ交換
・熱伝導シート装着
これを半分にカットし、SSDをサンドイッチする形で敷いてます。
その際、クリアランスは以下です。
この隙間にシートが入ればいいのですが、正直な話、1mm厚の熱伝導シートはキツくて入りませんでした。
(事前に買った熱伝導シートは1mmだったのでムダになりました)
なお、SSDメタルカバーには絶縁テープは貼っていません。
というのも、この絶縁テープはカプトンテープだと思うのですが、
カプトンテープの熱伝導率は0.15w/mkほどであり、放熱面に貼るには不向きです。
安全のためには貼るべきだとは思いますが、今回の熱伝導シートはGlacialTech Inc.製 TCP130であり、
公式HPを見る限り、絶縁破壊電圧(耐電圧)は10000v以上であり、このサイズでそんな電圧が出る時点で
故障してしまうと判断したためです。
・OSイメージを公式イメージでリカバリ
今度は問題なくリカバリできました。リカバリ後、念のためWindowsDefenderでフルスキャンをしましたが検出はありませんでした。
なお、この段階でのSSDの温度上昇は、最大で65度でした。
・メジャーアップデート阻止とWindowsUpdateを実施
・Steamの導入とソフトのインストール
・USBメモリに仮想HDDを作り、ゲームインストール用HDDを追加
・Steamのゲームインストール
※
基本環境はそろった!
次は出先での運用を考える
・・・
そしてGPD WIN2のあるステキな生活のため、周辺機器を買いあさりつつその③へ続く!
~次回予告~
某掲示板を見て、充電の要件が厳しいかもと焦るRGM-79
調べようにもそれぞれの機材はなかなか高く・・・
そんな中、ゲームを運用していく中であの大型タイトルが発売される・・・
次回「GPD WIN2との闘い③」
さぁ~て、この次も、サービスサービスぅ!
※以上はあくまで経験談です。マネをして破損や損傷、その他不具合等が起きても誰も一切責任を負いません。