教育委員会のorioです。
今日は視点を変えて、友人の紹介で大脳生理学の話を聞くお茶会に参加してきた話をしたいと思います。
まず、なぜ大脳生理学に興味をもったかというと、前職の上司が大脳生理学の話をしているのを聞いて、どういった学問か単純に興味をもったのがきっかけで脳のパフォーマンス向上や記憶の整理術など、実践的に仕事やプライベートに役に立つ情報を得たかった為です。
私が参加したお茶の友会はこちら
脳波とは
脳は思考したり、体を動かして脳に刺激を与えると神経細胞から電磁波を発生させます。
これを脳波といいます。
脳波には、細かく分けて4種類あり上から
β( ベータ )波
α( アルファ )波
θ( シータ)波
δ( デルタ )波があり、
脳波が1秒間に振動した数を周波数(Hz)と言い
β波が14Hz以上、α波が7Hz ~ 14Hz、θ波が4Hz ~ 7Hz、δ波が4Hz以下と定められています。
下記が、脳波の種類とそれに関連する意識の状態を表した図です。
β( ベータ )波は
起きているときに経験則に基づいて判断するときや、ネガティブや、怒りの感情を抱く時にも出ます
α( アルファ )波は
リラックスした状態や、集中している状態にもでます。
頭の回転を良くしたり、記憶力を高めたりするときにも出ます。
一流のアスリートや天才は、αを波を出してリラックスした状態で結果を残しています。
元陸上短距離選手のウサイン・ボルトがレース直前にヘラヘラしているような感じに見えますが
、とてもリラックした状態でレースに臨んでいるのをテレビで見た人もいるかと思います。
θ( シータ)波は
夢を見ている時の状態のように、落ち着いている時に出ます
δ( デルタ )波は
瞑想しているときや、夢を見ることなく深い眠りに落ちた状態の時に出ます
上記図、の右側が意識の状態を表します
上から
顕在意識
潜在意識
無意識 ※無意識の説明は割愛させて頂きます。
と呼んでいます
顕在意識とは
自分が思い描くイメージを表します。
例えば、ドアを閉めてほしいときに、相手に伝えるとき、
「パタンと閉めないでね」⇒パタンと閉めるイメージ
「静かに閉めてね」 ⇒ 静かに閉めるイメージ
といった、言葉によって自分の思い描くイメージが変わります。
また、業務面談のスキルシートの修正を依頼されたとき、
「このアピールコメントだとと100件受けても1件も受かりませんよ」
⇒100件受けても1件も受からないイメージが先行してしまいます。
「ここのアピールポイントを直せば、書類選考受かりますよ」
⇒受かるイメージが先行して、前回よりもいいアピールコメントが書けるでしょう。
言葉によって、顕在意識でイメージすることは変わって来ますので、やはり、仕事やプライベートでも相手にマイナスなイメージを持たせないように言葉を選んでつかったほうが、人間関係を良好にできるのではないかと、お茶会を通じて思いました。
また、立場が上になればなるほど、チームに適切な指示を与えたり、周りのモチベーションをアップさせたりすることを考えないと、プロジェクトが破綻したりすることも十分考えられるので、こういった会に参加して、どういった言葉で語りかけていけば良好な人間関係が築けるか意識するようになりました。
潜在意識とは
普段意識することのできない意識のことです。
普段意識の説明では、「パブロフの犬」が有名です。
ソビエト連邦の生理学者イワン・パブロフが1902年に発見。
犬にエサを与えるときに必ずベルを鳴らすようにしたところ、エサが無くてもベルを鳴らすと犬がよだれをたらすようになるというもの。
現在では、潜在意識からくる条件反射の例えとして用いられ、「パブロフの犬」と言えば「条件反射」のことを意味しています。
犬だけではなく、人間も「梅干を見たらツバが出る」といった誰でも同じような反応をするものや、「人前で発表すると緊張する」、「天気の悪い日は憂鬱だ」といったことも潜在意識に刷り込まれているものです。
人間の意識のうち、顕在意識の占める割合は10%ほどで、潜在意識の占める割合は90%ほど。と言われているそうです。
つまり人間は、当人の潜在意識次第の人生を歩むことになるのです。
例えば、私の知人の例ですが、現状に仕事に不満を持ってて、自分がやりたい難易度の高い金融系の営業職に転職したいと言っていますが、金融系の資格は取ったものの、何年たっても一向に転職しないで、現状維持のままでいます。
ここのお茶会の話で得た知識からすると、顕在意識では「金融系の仕事につく」という目標があっても、「潜在意識」の中では、「転職しなくても現状でそこそこ満足」、「今年中に転職をすることは難しい」と思っている場合が多いでしょう。その場合、今年中には、私の友人は転職をしないでしょう。
では、「潜在意識」は変えられるのでしょうか?
今回のお茶会では、「潜在意識」を変えるにはどうすればいいのかを具体的に語るところまではいきませんでしたが、脳のパフォーマンスを発揮するにはα波の領域に入ってリラックスすることが非常に重要だそうです。この回では、瞑想やガムを噛むこと、海や森などの自然の音がα波の領域に入りやすくなようです。
もっと詳しく知りたい方は、下記の3冊の本をお勧めしてました。
・人生を変える右脳革命 林 幹雄 (著)
・ザ・シークレット ロンダ・バーン (著)
・宇宙からの手紙 マイク・ドゥーリー (著)
また、他にも「潜在意識を変える」為のキーワードを載せておきますので、検索してみて下さい。
アファメーション
ビジュアリゼーション
視覚化
集合的無意識
ユング、フロイト
大脳生理学から派生する学問
・量子力学
・波動力学
・宇宙心理学
・哲学
今回のお茶会の内容はここでお開きとなりました。
普段聞けない話が聞けてとても楽しい会でした。
お茶の会は、他にもいろいろなテーマでお茶話をする会が設けれているようです。
※下記のホームページからお茶会の予約できます。
私が参加した会は、会費900円+喫茶店お茶代でした。
人によるとは思いますが、様々な分野に詳しい人と交流できるので面白そうなテーマがあったら、参加してみてはいかがでしょうか?