アイデアを生み出す方法

お疲れ様です!バスクリンです。

大阪の地震前に書いていたブログなので公開するのが少し遅れました。心配して頂きありがとうございます。今回は教育委員会のブログとは別のバスクリン個人のブログです。めんどくさいので、画像とかも一切なしのテキストブログです。

 

東京のiさんとSlackで「アイデアの出し方」の話をしてて、

「次、このネタでブログ書きますよー」

って話をしていたら、総会の時に同じネタで社長と被ってしまいました。ま、真似したんじゃないからねっ。

 

てことで、前置きは置いといて、なぜアイデアの出し方なのかというと「50万円」がゲットできるからです。弊社ではビジネスモデルのアイデアが採用されると発案者に賞金が出ます。アイデアが採用されるだけでお金になるので、ちょっとしたお小遣に良いです。モノを作ったり、収入が発生してから支払われるのではないので技術も知識も経験もいりません。大事なのは熱いハートだけです(‘ω’)

「アイデアなんて出ないよー」って思っている人がいれば、それは間違いです。アイデアはいつも生まれる可能性があるのですが、それを形にするのが苦手なだけです。だったら、形にしちゃいましょ(‘ω’)ノ

お題は「売れるもの」

ビジネスモデルのアイデアを考えるので、当然根底にあるテーマは「ウレルモノ」です。この売れるものを考えるのがなかなか難しいのです。でも、考えてみてください。売れるものには共通の事象があります。

それは

「買う人がいること」

です。当たり前のことですが、ここ重要です。しかも、買う人は人間に限られています。イリオモテヤマネコは多分いいサービスでも買いにきてくれません。じゃ、どうすればいいかってことなんですが、「人間の欲しがるものを考える」ということにつながります。簡単です。

では、人間が対価を払ってモノやサービスを購入する場合はどのような時でしょうか?

  • 今日の晩御飯はカレーにしよう。じゃがいもがなかったから買わなくちゃ!
  • 彼女の誕生日プレゼント何を買おう?なにが喜ぶかなぁ・・・。
  • 好きなアーティストのCDが今度発売される。握手券もついてくるから100枚くらい買わなければ!
  • ゲームでどうしてもランキング上位になりたい!ここはガチャをしてレアカードをゲットしなければ!

人間の購買目的は色々ありますが、根底にあるものは共通しています。それは

「自己の欲求を見たす」

ことです。心理学で言えば「動機付け」とも言います。

 

 

動機付けの分析

動機付けの分類にはいくつかの種類がありますが、今回は「マズローの欲求段階説」と「マーレの欲求リスト」を紹介します。

【マズローの欲求段階説】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%B7%B1%E5%AE%9F%E7%8F%BE%E7%90%86%E8%AB%96

【マーレの欲求リスト】
https://swingroot.com/murrays-psychogenic-needs/

 

マズローは人間の欲求を階層化し、マーレはさらにそれを細分化しました。人間を動かすためにはこの欲求を正しく理解しておくことが重要です。購買行動には対価が必要になってきます。

  • スーパーでじゃがいもを買う時はお金を払ってじゃがいもを手に入れます。
  • ネトゲでガチャをする時もお金を使ってガチャをひきます。
  • 彼氏に手編みのマフラーをプレゼントしたい時は、毛糸代の他に作る時間も必要になります。

 

自分の「欲求」に対して妥当な「対価」であれば、初めて「買う」という行動に移ります。ビジネスモデルを考える上では、どの欲求に対して対価を支払ってもらうかが重要なキーになるので、アイデアを考える前に一度読んでみてください。またSEやPMを目指している方も一読しておくことをお勧めします。新しい案件のプレゼン、チームメンバーのモチベーション管理、相手にYESと言わせるための動機もここを理解していればスムーズになることがあります。

 

頭の中を整理するマインドマップ

欲求に対する理解が深まったら、今度はアイデアを出す方法と書き留める方法を身につけましょう。
アイデアは、一度で素晴らしいアイデアが生まれることはほとんどありません。試行錯誤しながら考えをまとめ、ビジネスモデルとして成立するように推敲する必要があります。

ここで便利なのが「マインドマップ」という発想法です。

【マインドマップ】https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97

テーマや目的を決めて、頭の中に思い浮かんだ単語や考えを放射状に広げていく発想法です。
人間の頭の中は常に平行して色々な事柄を考えているので、状況やまわりの変化によって常に考えが変化します。この変化を紙に書きだしておき、思考をまとめるためのツールですが、今は色々と便利なツールもあります。

 

私が利用しているのは「coggle」です。googleアカウントがあればすぐに使い始めることができ、ブラウザさえあればPCでなくてもAndroidやiPhoneでも操作できます。シンプルで操作性がとてもよく、アイデアを思い付いたらすぐに記入できることと、google docに保存すればチーム間での共有も可能です。

【coggle】
https://coggle.it/

 

 

アイデアは形にすることが大事

せっかくいいアイデアがあっても形にしないと意味はありません。他人の評価を気にしていては、いいアイデアも埋もれたままになってしまいます。

私が過去に成功した話と失敗した話をしてみます。

今から約15年くらい前、私はコンピュータ業界にはいませんでした。20歳で後先考えずにフリーランスのエンジニアになったあと、26歳で実家の旅行代理店を継ぐために帰っていました。旅行の仕事や経営の勉強をしながら、これからはインターネットの時代が来ると思っていました。

実家の代理店では、大相撲の大阪場所のマス席(観客席)を「お茶屋」さん(仲介所のようなもの)を介して販売する権利を持っていました。当時の大相撲は、大手のバスツアーや、新聞会社の契約時のお礼として配られていたりして、個人で買えるものではなかったのです。

当時はチケットぴあやLoppiもなく、インターネットで買い物をすること自体珍しく、店頭や予約の電話をかけるのが普通でした。人気アーティストのクリスマスチケットなんかは、友達にお願いして販売と同時に一斉に予約の電話がつながるまでかけて、やっとゲットしていました。

そこで、相撲のマス席を販売するWebサイトを立ち上げることにしました。まず、お茶屋さんと交渉をしてインターネットでチケットを販売する許可をもらいました。

ここまでは順調に進みましたが、ある問題がありました。それは、田舎の名前も聞いたことのない会社が今まで入手困難だったマス席を販売すること自体、非常に胡散臭い話なので、ただ作るだけではお客様は買わないだろうと思っていました。Webサイトの構築を進める傍ら、サイトの信用を上げるために日本旅行業協会の「e-TBTマーク」と日本情報経済社会推進協会の「プライバシーマーク」の取得しました。この制度もできたばかりで知名度は低かったですが、今でいう社会的信用を積極的に考えている会社だというアピールをして、お客様に安心してもらうために必要と判断して取得しました。

また、当時はインターネットを常時利用している人も少なかったので、大相撲のマス席を検索して買いにくるような人は全くいませんでした。相撲のマス席を購入してくれるペルソナとして「大学相撲部のOB」という非常に狭いニッチな層をターゲットにして、相撲愛好会の掲示板に宣伝していきました。この宣伝は効果があり、南は九州から北は北海道までたくさんの注文を頂きました。

また、大相撲の宣伝をするために毎年お茶屋さんから20枚くらいポスターが送られてくるのですが、それを先着順にプレゼントするというサービスで初年度の一場所だけで数百万の売り上げを達成することができました。

かかった経費は、各種マークの申請費用(2つで3万くらいだったと思います)と、サイト構築やアイデアを考える私の人件費、お茶屋さんとの連絡に使った通信費くらいです。

いいアイデアがあれば、それを利益につなげるためのターゲットの選定やストーリーを考えて、必要な作業を洗い出して形にしていけば利益につながります。アイデアから利益になるまですべて自分一人でやりましたが、大相撲のチケットをインターネットで販売したのは私がおそらく初めてだったと思います。アイデアと熱意があれば年齢も経歴も関係ありません(‘ω’)

 

しかし、いいことばかりではありませんでした。

27歳の時に会社を経営していた父親が他界したため旅行代理店を休業させたあと、コンピュータの会社を立ち上げた私は、あるサービスを実現させようと色々と動いていました。手始めに作成したシステムはTVや経済新聞にも掲載されたりしましたが、本命のサービスは大規模な構想だったため表に出さず心の中で温めていました。

ある時、大手企業さんが、数億円規模の新規事業を立ち上げたいので企画を募集しているとの話を聞いたので、プレゼン用資料を作成して、守秘義務契約を事前に結んでからプレゼンしました。

結果はさんざんでした。そのアイデアは128ビットのユニークキーで情報を管理するサービスで、当時はそんな大きなキーをもつデータが理解してもらえませんでした。

「そんな大きなデータを持つストレージやサーバはどうするの?」
「そんな大きなキーで速度はどうするの?レスポンスは出るの?」

今では当たり前のデータサイズですが、その時代が来るということを納得させるだけのプレゼンができませんでした。同じ技術者ならわかってもらえると思っていましたが、明らかにストーリー不足でした。大事なのは事前のリサーチと戦略です。

これはどの事業でも同じですが、利益が見込めるという裏付けがなければ案件はスタートしません。

今、私が開発しているプロジェクトは2014年の終わりくらいから提案をして、今年で3年目を迎えました。最初の1年間は大半をお客様との会議に使い、メリット・デメリットについて検討しました。若干のスケジュール変更はありましたが、2014年に考えていたアイデアがやっと形になりかけています。このような数年規模の案件を提案するには十分なリサーチや協議、綿密なストーリー構築、信頼や経験が必要になりますが、一人で考える必要はありません。弊社には色々な経歴を持つ人や、経験を持つ人材がたくさんいるので、協力して考えればいいのです。

また、失敗しても笑われても全然いいと思います。一度で素晴らしいアイデアが出せる人なら、とっくに事業を始めていますw

 

んー、なんかいつもと同じブログの書き方になりましたが、何を言いたいかというと

なんか面白いことしようぜ(‘ω’)ノ

ってことです。アイデア出し合って50万円ゲットしちゃいましょう!

次回はcoggle使って実際にアイデアを出す練習のネタを書いてみたいと思います!

About the author

バスクリン

GCの中で好き放題に技術的なメルマガを書いている人。プログラム歴は今年で27年目に突入。普段はシステム技術者として設計やらプログラムを自由に書いてます。好きな言語はC++、C#。

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