さて皆さん、「Laravel」をご存じでしょうか。
PHPのフレームワークの1つですが、近年世界で急速に普及していて注目を集めています。
そもそもフレームワークとは?(以下フレームワーク = FW)
直訳すると「枠組み」ですが、ここでは「プログラムのひな形」のことです。
簡単に言うとよく使う機能・処理の詰め合わせです。
FWのメリット
・作業効率が良くなる
・コードの書き方を統一できる
・バグを抑えられる
FWのデメリット
・学習コストがかかる
・仕組みを理解しなくても書けてしまう
・カスタマイズ性に欠ける
FWを使用する上でのメリット・デメリットを挙げましたが、
当然全ての開発にあてはまるわけではありません。
FWにない機能を実装するなら、FWは関係ないので作業効率は変わりませんし、
FWを変更する気がないならカスタマイズ性は問題になりません。
また上記とは別にFW毎のメリット・デメリットもあります。
そのためFW毎に特徴や習得難易度も異なるので、
開発するシステム、予算、作業環境等を考慮しFWを選択する必要があります。
FWの選択誤りは後からでは取り返しがつかないので要注意です。
話を戻しますがPHPのFW「Laravel」の人気の理由は何なのでしょうか?
「Laravel」の特徴としては
1.自由度が高い
自由度が非常に高く、他FWに比べディレクトリ構造の変更やコーディングを自由に行えます。(※規約が少ないためです。)
ただ自由にコーディングできる分、大人数での開発ではバラつきがでる可能性が高く、
細かくコーディング規約を設ける必要があります。
2.豊富なコマンド
各種設定やアプリ作成を少ないコマンド、コーディングで行えます。
3.独自のライブラリ
認証系ライブラリ、webpackアセットコンパイラ、ブラウザテスト自動化、OAuth認証 .etc
ライブラリが充実しています。
他にも特徴はありますが、FWとしては自由度が高くライブラリも多いのが受け入れられているポイントでしょうか。
またデメリットとして多機能であるがゆえに他FWに比べ速度が遅いことが挙げられますが、
小規模であればそこまで気にする程ではありません。
速度問題については最適化、パフォーマンス向上等で幾つかサイトにまとめられているのを見かるので、
ある程度の対策はできるようです。
以上から「Laravel」が人気の理由は一言で表すと、「便利だから」でしょう。
今後は「Laravel」がより便利になっていくか、新たにより便利なFWが出てくるか…。
どちらにせよ「より便利」なFWが普及していくでしょう。