ボードゲーム紹介_エスノス_概要

久々にブログを執筆しましたHERO LUCKです。
今回はボードゲーム:エスノスを紹介します。

ブログは以下の構成になっています。

【構成】
①概要
②基本戦術と部族カードの説明及び戦術(前半)
③基本戦術と部族カードの説明及び戦術(後半)

今回は概要に焦点を当てています。
内容は以下の通りになっています。

【今回の構成】
①パッケージの個人的感想
②ゲーム内容
③ゲーム参加可能人数
④ゲーム時間
⑤ゲームで使用する道具
⑥ゲーム開始前の準備作業
⑦ゲーム全体と各フェイズの流れ
⑧個人的感想

まずパッケージの個人的感想を述べます。

【①パッケージの個人的感想】
遊んでいない当初、部族間闘争かと思っていました。
様々な部族が入り混じっている様からして(先頭画像全体を見て)。
武装した骸骨の集団(スケルトン族)が武装した髭長爺さん(ドワーフ族)を追い詰める様からして(先頭画像下部を見て)。
人種(エルフ族)と怪物(ミノタウロス族)が一騎打ちしている様からして(先頭画像中央を見て)。

しかし遊んだ後は陣営間闘争に印象が上書きされました。
魔法使い(ウィザード族)と弓使い(エルフ族)と小人(ハーフリング族)が身を寄せ合い、三方向に気を配っている様を見れば、初見で過ぎれたと思います(先頭画像左側を見て)。
また同族(ジャイアント族)同士であるにも関わらず対峙している様を見れば、感じ取れたはずです(先頭画像中央より少し左上を見て)。

遊んだ後に言える感想であり、最初から気づけと言う方が難しいのかもしれません。
しかし視野を狭めなければ、その欠片を拾えたと思います。

パッケージにおける感想はこのくらいにします。次はゲーム内容について、簡潔に説明します。

【②ゲーム内容】
簡潔に言えば、カードゲーム。公開するカードとその枚数によって、戦局を変えます。
そのカードプレイングで獲得する点数でゲームの勝者を決めます。
3ラウンド行い、合計得点が一番大きいプレイヤーが勝者です。

内容は以上です。次はゲームの参加可能人数についてです。

【③ゲーム参加可能人数】
少なくても2人、多くても6人です。
ルール把握と戦術策定で1人でプレイする場合もあるものの、正直、面白みはありません。
全プレイヤーの手札を把握しているため、特定のプレイヤーに忖度したプレイに興じてしまいます。
読み合い・騙し合い・邪魔し合いができないため、1人でやるものではありません。
娯楽という観点が抜けており、それ以外でなければ、やる意義が沸き立たないほどです。
これは多人数を想定した遊戯、全てに言えます。このボードゲームに限った話ではありません。
だからぼっちで遊びたくないなと思った次第です。
じゃあ買わなければいいのではないか。無駄使いではないか。別の趣味に費やせ。

野暮な話はこの際、措いときましょう。次はゲーム時間です。

【④ゲーム時間】
パッケージ側面に記載された時間を参考にするとプレイ時間は45~60分です。
しかし初回に限れば、最短でも120分。ルールを把握した後であっても90分ではないかとみています。
初めてプレイするのであれば、説明に30分。そしてプレイするのに90分。その内訳で考えているためです。
この算定は1人で遊んだときの時間を参考にしています。
初めて1人で6プレイヤー分を操ったときは3時間くらいかかりました。
ルールの認識不足。さらに1人で操作しないといけない手間があったため、時間がかかりました。
次の自分の手番についての検討が他のプレイヤーの行動中にできます。
そのことを考慮すれば、プレイ時間は短縮できる。そのように推測しました。
ただし他のプレイヤーの考察に時間を割けば、プレイ時間は延びると思います。

思考する時間で変わりますので何とも言えません。次はゲームで使用する道具を述べます。

【⑤ゲームで使用する道具】
ゲームで使用する道具は大きく分けて5つです。

1つ目はカードです。
さらにカードはセットアップカード・部族カード・ドラゴンカードの3つに分けられます。
セットアップカードはゲームで使用するカードを選択するためにあります。12種類1枚ずつの合計12枚です。
部族カードはゲームで使用し、戦局を決定するためにあります。1セット12枚。それが11セット。さらに1セット24枚。それが1セット。12セットで合計156枚です(全て使用しない)。
ドラゴンカードはゲーム終了の警告とその宣言を行うためにあります。合計3枚です。後述しますが、ドラゴンカードが場に3枚揃いますと、1ラウンドが終了します。

以下の画像はセットアップカードです。
部族カードはそのセットアップカードに似ています(紹介は次回のブログで行います)。

上段はジャイアント族・オーク族・ウィザード族・ケンタウロス族・トロール族・マーフォーク族。
下段はドワーフ族・ウィングフォーク族・エルフ族・ハーフリング族・ミノタウロス族・スケルトン族。
上下段ともに左から、その順番で並んでいます。

2つ目は支配マーカーです。
以下の3つの用途で使用します。
1つ目はフィールドボード(後述)に配置し、ゲームで獲得した得点を記録します。
2つ目はフィールドボードに配置し、そのボードに描かれている6つの王国に配置します。
3つ目は部族専用のボード(次回のブログ)に配置し、支配マーカーの配置次第でそのボード固有の能力を発揮します。

3つ目はフィールドボードです。
以下の4つがボードに描かれています。
1つ目はゲームで獲得した得点を数えるための数字が示されています。ボードの縁に描かれています。
2つ目は支配トークン(後述)を配置する、6つの王国が示めされています。ボードの縁より内側に描かれています。ゲームで公開したカードとその枚数に従って、支配マーカーを配置できます。
3つ目は各ラウンドで獲得する得点の枠が示されています。各王国に3つずつ描かれています。
4つ目はゲームで公開したカードの枚数で獲得する点数を示しています。

4つ目は栄光点トークン。
フィールドボードに描かれている各王国の3つの枠にはめ込みむためのものです。これにより各ラウンドで条件を満たしたプレイヤーが獲得する点数を決めます。トークンの構成は以下の6つになります。
1つ目は0点。2枚あります。
2つ目は2点。3枚あります。
3つ目は4点。4枚あります。
4つ目は6点。4枚あります。
5つ目は8点。3枚あります。
6つ目は10点。2枚あります。

5つ目は部族専用道具。
部族専用のボードと部族専用のトークンの2つに分けられ、詳細は次回のブログで紹介します。

ゲームで使用する道具はこの程度です。次はゲーム開始前の準備について説明します。

【⑥ゲーム開始前の準備作業】
このゲームはプレイ人数次第でルールが変わります。
3人以下と4人以上でルールは変わり、今回は4人以上のルールで説明します。

はっきり言いますと4人以上が面白いです。ぼっちプレイした感覚で申し上げますと。

話を戻します。
まずはゲーム参加プレイヤーに支配トークンを選びます。黒・白・水色・黄色・緑・紫の6種類のどれでも構いません。ゲームの勝敗には関係なく、他のプレイヤーとの識別するためです。

次はフィールドボードを広げます。各プレイヤーが支配トークンを置きやすい場所に配置します。その後、フィールドボードの縁に描かれている数字、0にプレイヤーが選んだ支配マーカーをそれぞれ1枚ずつ置きます。数字:0が開始位置であり、1周すると60点、2周すると120点。そのように見なしていきます。

開始位置に支配トークンを配置したら、栄光点トークンの数字面を裏にします。それをフィールドボードの各王国に3枚ずつ配置します。その後、配置したトークンを表にします。そして表にしたトークンの数値を比較して配置します。最小の数値を英数字の1、中間の数値を英数字の2、最大の数値を英数字の3に。

次はゲームで使用します部族カードを選択します。選択方法は12枚のセットアップカードを裏向きでシャッフルして、ランダムに6枚選択します。それを表にして、そこに描かれている部族を使用します。つまり部族カードは12セットのうち、半分しか使用しません。この方法は説明書に沿った内容です。プレイヤーで話し合い、使用する部族を決めるのもありです。どのような方法でもいいので、使用する部族を6セット決めます。

最後はその部族を部族カードから抜き取ります。他の部族カードは使用しません。そして部族専用道具を用意し、必要であれば、支配トークンを部族専用のボードの開始位置に配置します。

準備はこれで終わりです。いよいよプレイングになります。

【⑦ゲーム全体と各フェイズの流れ】
ゲーム全体の流れは以下の3つで構成されています。
1つ目は時代の開始。次のラウンドを始めるための準備期間と思ってください。
2つ目は時代の進行。得点獲得の準備期間と思ってください。
3つ目は時代の終わり。獲得得点の計算する期間と思ってください。
この順序で進み、これを3ラウンド繰り返します。

各フェイズの詳細は以下の通りです。

時代の開始ではまずゲームで使用する6種類の部族カード(合計:72~84枚)を裏向きにしてシャッフルします。このカードの束を山札と呼びます。
その後、プレイヤー数×2枚を山札から抜き取り、フィールドボードの下に置きます。6人でゲームをする場合は12枚になります。場所はどこでもいいので、ひとまず表向きで場に置いてください。
場にカードを置いた後は残りの山札を半分に分け、そのうちの半分にドラゴンカードを加えて、シャッフルします。そしてドラゴンカードを加えていない山札を上に、ドラゴンカードを加えた山札を下にして、2つの山札を1つにします。
山札が完成しましたら、各プレイヤーは1枚ずつ、山札からカードを引きます。このカードは公開する必要はなく、手元に持っていてください。戦術を決するカードになるため、明かせば、不利になるだけです。
最後は初めにプレイするプレイヤーを決めます。最初のラウンドは誰でもいいです。2ラウンド目以降は得点が小さいプレイヤー。もしも得点が同一の場合、3枚目のドラゴンカードを山札から引いたプレイヤーから時計回りに見て、最も近いプレイヤーになります。
このフェイズはこれで終わりです。

時代の進行では2つの行動のどちらかを取ります。1つは協力者を募る。もう一つは部隊を編成する。手番が回ってきたとき、そのどちらかを必ず行います。
それぞれの行動は次の通りです。

協力者を募る。これは場に出された表向きのカードから1枚選択して手元に加える。もしくは山札からカードを1枚引く。
場に出された表向きのカードがない場合は必ず山札から引きます。行動の1つ、「部隊を編成する」で公開されたカードは手元に加えられませんので悪しからず。
もしも山札からドラゴンカードを引いた場合、プレイヤーが見やすい場所にそのカードを置き、もう1枚、山札からカードを引きます。それでもドラゴンカードを引いた場合は以下同じです。
手元に持てるカードの枚数は10枚が上限です。11枚以上持てないので、次の行動は必ず「部隊を編成する」を行うことになります。
この行動は以上です。

部隊を編成する。これは手元に集めたカードを組み合わせて、場に公開します。カードの組み合わせは2つあります。1つは同じ部族で統一、もう1つは同じ王国で統一します。前者は分かりやすいと思います。後者は部族がバラバラであっても王国が同じであれば、部隊を編成できます。ドワーフ族・エルフ族・ハーフリング族とバラけていても、王国が同じであれば、問題ありません。
既に部隊編成したカードに対しての再編成はできません。公開した時点で手を加えることはできません。
また部隊編成時に使用しなかったカードは表向きにして場に置きます。つまり「協力者を募る」で行動するときに手元に加えるカードの一部になります。ただし例外はあり、部族の能力で手元に残しすことも可能です。
部隊を編成する際、リーダーとなる部族を決めます。これにより支配マーカーを置く王国と能力を発揮する部族が決まります。同一種族で部隊編成した場合は支配マーカーを置く王国の選択のみです。同一王国で部隊編成した場合は能力を発揮する部族の選択のみなります。リーダーは先頭に出し、他のカードはその下に重ねて、場に公開します。どのカードが使用したのか、他のプレイヤーに分かりやすいに工夫して場に公開しましょう。戦術策定で重要になりますので。
場にカードを公開した後は支配マーカーが王国に置けるか判断します。自分のマーカーが王国に置かれていない場合は、条件なく、置くことができます。しかし1枚以上のマーカーを置いている場合、その枚数を上回るカードを公開しなければ、王国に置けません。3枚王国にマーカーを置いていた場合、部隊編成でカードを4枚以上使用していなければ、王国に置けません。
支配マーカーの判断後は部族の能力を発揮します。この説明は省略します。
この行動は以上です。

行動が終われば、次のプレイヤーに手番を譲り、繰り返します。
そして山札から3枚目のドラゴンカードが引かれた時点でこのフェイズは終わりです。

最後に時代の終了では得点計算をします。得点計算は以下の3つであり、その合計得点をフィールドボードに示されている数値に反映してください。

1つ目は各王国に置かれた支配トークンの枚数で得点計算します。まず各王国に置かれている支配トークンの枚数を確認し、多い順に順位を決めます。同列は同列として見なします。次に高順位のプレイヤーから得点を獲得します。1ラウンド時は英数字の1に置いた数値、2ラウンド時は英数字の2に置いた数値、3ラウンド時は英数字の3に置いた数値分の得点を獲得します。その次の順位のプレイヤーはその下の英数字の数字に置いた数値分の得点を獲得します。同列の場合、1人で獲得したであろう得点÷同列のプレイヤー数で算出した値分の得点をそれぞれ獲得します(端数は切り捨て扱い)。
部族の能力がない限り、この計算方法は変わりません。

2つ目は部族編成したカードの枚数で得点計算します。自分が各部隊編成で使用した枚数次第で獲得する得点は変わり、6つの階層に分けられます。
部隊編成で使用したカードの枚数が1枚の場合、0点。
部隊編成で使用したカードの枚数が2枚の場合、1点。
部隊編成で使用したカードの枚数が3枚の場合、3点。
部隊編成で使用したカードの枚数が4枚の場合、6点。
部隊編成で使用したカードの枚数が5枚の場合、10点。
部隊編成で使用したカードの枚数が6枚の場合、15点。
ただし部族の能力で獲得する点数が変わりますので悪しからず。

3つ目は部族専用ボードによるもの。この説明は省略します。

得点計算が終わった後、全てのカードと部族専用トークンを回収して、次のラウンドの準備に入ります。フィールドボードと部族専用ボードに置いたトークンは回収せず、次ラウンドに引き継がれます。

各フェイズの流れは以上です。
以下の画像はゲームの流れに沿った結果です。

得点計算も終わらせており、この場合、緑色のプレイヤーが勝利となります(既に1周していますので)。ぼっちプレイなので勝者も敗者もいませんが。

最後に個人的感想で締めさせていただきます。

【⑧個人的感想】
飽くまでも得点を多く積み重ねたプレイヤーが勝利です。
複数の王国を圧倒的に占有するゲームではありません。陣取りゲームではないため、陣取りに固執する必要はありません。
得点さえ獲得できればいいので、手段を模索して、得点を積み重ねればいいかと思います。
パッケージの感想でも言いました通り、視野を広げることです。このゲームに限らず、色々な場面にも言えることです。希望を見逃していないか。絶望がすぐ隣に迫っていないか。認識次第ではそれを回避できるかもしれません。周囲に気を配るのは大事です。そして準備することです。
そのことを改めて気づかせたボードゲームでした。気づくのであれば、別にこのゲームでなくても構いませんが、一応、そういうことにしておきます。

以上です。
最初に述べました通り、この紹介はまだ未完です。次もよろしければ、見てください。

次回:基本戦術と部族カードの説明及び戦術(前半)

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