はじめまして!今年4月に入社しましたべーやんと申します。ブログ初投稿&アドカレ初参加となります。
今回は11月初頭、案件の変わり目に読みましたアジャイル開発関連の書籍について紹介させていただきたく思います。
といっても自分自身これまでアジャイル開発の経験がなかったこともあり、有名どころばかりなのが恐縮ですが……なにとぞ生暖かい目で読んでいただけましたら、と思います。
次の案件がスクラムでのアジャイル開発を導入していると聞き、ひとまずとっかかりから、と考えて手を出した本です。
「はじめて『スクラム』をやることになったら読む本」をうたっているだけあり、スクラム開発の基本的な考え方と実際の開発の進め方、問題が発生した際の対処の方針等についてわかりやすくまとまっていました。合間合間に漫画形式で現場での開発風景や発生しがちな問題についての描写があり、肩ひじを張らずとっつきやすい雰囲気になっていたのも、入門書としてはとてもよかったと思います。
属人化を廃し、チームとして問題を排除しながら開発に取り組むこと、ドキュメントではなく実際に提供される価値に重きを置いて顧客との信頼関係を築くこと、ほかの開発手法ではあまり見られない「スクラムマスター」の概念等々、エンジニアとして現場に入る側としてもわかっておきたいことについては、ざっくりとではありながらこれで把握ができたと思います。
SCRUM BOOT CAMP THE BOOK の中で関連書籍として紹介されていたため、そちらで飲み込み切れなかった箇所についてもっとつっこんで理解したいと思い、購入した本です。
こちらはもう少し幅広く、スクラムに限らないアジャイル開発全般(著者の好みもあってエクストリーム・プログラミングがベース?)について、マネジメントの思想と実際の手法がまとめられています。同じく入門よりの内容ですが、SCRUM BOOT CAMP THE BOOK よりも詳細に、かつもう少しシビアな視点でまとまっています。
書名から察せられる通り(?)全体的にいわゆる「勘違いニッポン」的なジョークがちりばめられているので、読むうえでそのあたりについては飲み込む必要があります。私は先に某アイエエエの小説を読んでいたので、割と飲み込みやすかったです。
とはいえ内容としてはアジャイルの思想について真面目に、踏み込んで書かれていたので、理解を深めるうえでは非常に良い本だと感じました。「私はアジャイルサムライの道が簡単だなんて言ったおぼえはない」という一文は、アジャイルな開発を実践するうえで誰もが念頭に置いておくべき言葉なのではないかな、と思います。
というわけで、ざっくりとではありますが各書籍の内容についての所感を書き並べてみました。どちらも非常に良い本だと思いますので、皆さんも興味があればぜひ読んでみてください。
私も今後とももう少しアジャイルやその周辺の開発手法について勉強してみたいと思います。次はTDDかな……