認識しないSSDのデータを(なんとかして)復旧したお話

どうも。RGM-79です。
突然ですが、私は自作PCとかパーツが大好きです。
今回はそんな趣味を知っている友人から頼まれた、仕事とは全く関係のない、
「認識しないSSDのデータ(なんとかして)復旧した」お話です。

※以下はあくまで経験談です。マネをして破損や損傷、その他不具合等が起きても誰も一切の責任は負いません。
もしご自身で試される場合は、必ず自己責任でお願いいたします。

事の発端

最初は2月中旬、友人からの電話でした。
友人「なぁ、RGM-79、パソコンが起動しなくなったんやけど、この状態でデータ取り出せる?」
私:「パーツが生きてれば 試してみるけど、どんな状態なの?」
友人「それがSSDで認識しないんだよね・・・」
私:「その状態で何ができるかわからんけど、テストしてみるよ」

この時、私はHDDのクローンスタンドの購入を考えていて、そのテストがてらにデータ復旧をしようと思ったのです。

取り出したいデータの把握

聞いたところ、デスクトップにあるtxtデータが必要とのこと。
サイズが小さければ、データ欠損の可能性が下がるので「いけるかも?!」と軽く思ってました、ハイ。

モノを受け取る

数日後、友人よりターゲットのSSDを受け取る。
モノは6年ほど前に大人気だった、某P社のSSD128GBでした。
買いたいクローンスタンドは発売前だったので、まずは自分のパソコンにつないで状態をみようと思い、接続してみました。
結論から言えば、認識がおかしい状態でした。
・USB3.0で繋ぐとハードウェアとして認識されるが、ディスクの管理では見えない
・SATAで繋ぐと、OS(自分のSSD)が起動するのに15分ほどかかる。さらにBIOSからは見えない

この状態で、クローンソフトなどを実行してみましたが、もちろんコピーできるはずもなく・・・
発売されるクローンスタンドを近所の電気屋に依頼し、到着を待つことにしました。

打開策その①:クローンスタンドでコピー

数日後、お店から「クローンスタンド届いたから取りに来て」と連絡が。
このお店はいろいろと顔見知りもいて融通がきいてくれるので助かってます。

さて、到着したクローン台はこちら。
http://www.kuroutoshikou.com/product/case/original/kuro-dachi_clone_erase_eskp/
エラースキップ付かつデータ消去対応のクローンスタンドです。
このエラースキップというのがキモで、壊れたHDDからデータを取り出す際に活躍します。
このスキップの機能は、昔は「これDo台」に代表されるコピー専用の機械にのみ搭載されていましたが
パーツメーカーのマーシャルが対応スタンドを発売後、少しずつですが一般の人も手の届く範囲になってきました。
(これDo台は安くて3万前後、マーシャルのスタンドで大体4000円後半ぐらい)

届いたので早速、説明書を読み、クローン開始!
・・・2分後にエラースキップのランプが点滅を開始。
その状態で取り外し、クローンしたHDD(160GB)を見てみるがデータはない。
そこで、どこまでエラースキップが走ろうともデータが取れればいいとのことで数日放置することに。

数日後、エラースキップランプは点滅したまま、進捗は25%未満のままのものを取り外しチェック。
・・・やはり認識せず。

次の日、数日間、アクセスをせずに通電してみることに。
・・・数日後、変化なし。

打開策その②:ファームウェアの書き換え

このようなSSDの症状について探っていたところ、こんな記事が。
「ファームウェアの書き換えをやったら読めるようになったよ!」
調べてみると、メーカーがファームウェアを提供しているらしいので、早速ファームウェアのアップデートを試す!
・・・認識しないからアップデートできないですよね、そーですよねー orz

ただ、この時、SATA接続で20回に1回程度ですが、SSDが認識されるようになっていました。
とはいえ、データ領域にはアクセスできず、英語のエラー文ばかり出る始末。
UltimateBootCDのツールを使ってみても、何も改善せず・・・

USB3.0で認識はするけど、それだとファームウェアアップデートできないし・・・ぐぬぬ・・・

打開策その③:まさかのアナログ的手法

そんなこんなで打つ手なしで茫然としていたある日、出向先の人との話でアプローチを変えようと考えていたときに、
ヨドバシカメラで見つけたあるものを見て、ティーンと閃きました。
それは「USB機器が認識しないとき、自動で電源をオン/オフするアダプタ」です。

今までの流れとして、SSD内部のコントローラが壊れているんだろうなとは思っていたんです。
ただ一般人が半導体の回路なんて弄れるわけないし、と当然のように思っていたわけですが、
電源のオン/オフを繰り返すことで、カツ入れできるのでは?と考えたのです。
※カツ入れ:自作PCにおいて、規定以上の電圧をかける等で動作安定やオーバークロックすること

早速、自宅に帰り、クローンスタンドにSSDとHDDを刺し、後ろの電源をオンオフする私。
傍から見れば、小さい黒い物体を抱えてカチカチするその姿は、近寄りがたい雰囲気だったでしょう。
オンオフすること20回ほど、その状態でおそるおそるクローンを開始させてみます。
・・・クローン始まったな・・・
・・・・・・5分経過したけど、エラーのランプつかないなぁ・・・
・・・・・・お、進捗のランプが25%超えた!これはいけるか?
・・・・・・・・・100%までいったー!

はい、無事にクローンできました!
その後、ターゲットディスク(データを移す先のHDD)のチェックディスクやアクセス権設定などをして、
無事にデスクトップのファイル一覧が見れたり、音楽ファイルの再生などもできることを確認できました。

結論:アイデアはあちこちに落ちている

何気ない会話や、ウインドウショッピングの結果、解決策を出すことができました。
吸い出したデータに関しては、友人に確認をしてもらってます。
(渡したのがこの記事を書く数日前なので・・・)

思わぬところにアイデアがあるものですね。
また、自作PC系でネタがあれば投稿したいと思います。
ではでは!

 

注意事項:データを吸い出す際の注意

データを吸い出す際の注意としては以下があります。

・壊れた機器で直接データ復旧をしない
⇒壊れた、もしくは壊れかけのパーツでデータ復旧を行うと、まず間違いなく壊れます。
復旧の際には非常に高い負荷がかかります。負荷をかけて壊れたものは二度と戻りません。
・吸い出したターゲットディスクは冷却しながら作業
⇒アクセス権設定や修復作業で非常に熱を持ちます。
今回はUSB扇風機をずっと回しながら作業していましたが、夏場だともっと慎重にする必要があります。
・データが取れなくても泣かない
⇒もともと壊れてる、もしくは壊れかけの機器を触るので「データは取れないもの」という考えを前提にしましょう。
取れたらラッキー、ぐらいの気持ちです。
どうしてもデータ復旧したいなら、普通にデータ復旧の会社に頼むほうがいいです。
・バックアップは重要
⇒この依頼のtxtデータはたかだか10KBほどですが、それを復旧させるために1か月半かかってます。
その手間を考えるなら、普段からのこまめなバックアップをしておいたほうがいいですよね。
最近はクラウドサービスも安く、優秀になっていますし。
・やるときは自己責任
⇒誰も責任なんて取ってくれません。自分でやるんです、自分で責任を取りましょう。

※以上はあくまで経験談です。マネをして破損や損傷、その他不具合等が起きても誰も一切の責任は負いません。
もしご自身で試される場合は、必ず自己責任でお願いいたします。

About the author

RGM-79

社内で少数派のインフラ系。PC作成やノートPCの分解修理、モータースポーツ観戦が趣味。
お仕事としてはインフラ構築から導入、運用まで担当。

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By RGM-79

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