こんにちは、Takeuchiです
今回、7月30日~8月1日に行われたGoogle Cloud Next’19 へ行ってきました。
このイベントはGoogleのクラウド製品(以下GCP)を使用した企業を紹介するイベントで
会場も東京プリンスホテルとザ・プリンス パークタワー東京の2箇所と豪華です。
(もちろん参加費は無料ですよ!)
さて、受講した講演をいくつか紹介したいと思います。
●DeNA
30代以上の方なら少なからずお世話になったと思うモバゲーを展開している企業。
この企業もサービス開始時はもちろんオンプレミスで構築だったそうですが
オンプレからクラウドへの切り替えまでの道のりは簡単では無かったそうです。
クラウド化を検討した際、オンプレ派とクラウド派で相当議論を重ねたそうです。
その中で、サービス開始から数年が経過しサーバの老朽化に伴いハード障害が増えたこともあり
南場会長の決断によってGCPによるクラウド化を決断したそうです。
。
●ゼロバンク・デザインファクトリー
九州を基盤としている福岡銀行、熊本銀行、親和銀行、十八銀行の親会社である
ふくおかフィナンシャルグループ(以下FFG)のシステム研究開発を行ってる子会社。
FFG・ゼロバンクはGCPを使用する事で各銀行に提供するアプリの基盤をGCPで1本化するなど
次世代のバンキングとその器を考え、銀行界のノアの箱舟を目指すそうです。
●アサヒビール
アサヒビールもDeNAと同じくオンプレイスで構築したシステムをクラウド化した企業
消費市場の変化、ニーズの変化からくる期待を超える価値を創造したい気持ちはあるが
オンプレミスのシステム運用にコストが掛かりすぎて、投資できなかった。
そこでクラウドを使用してコスト削減と資金を投資へ回すことにしたとのこと。
1.Big Query
ビックデータになると処理をするためにはそれだけ高性能なスペックのサーバが必要になる。
しかしBig Queryであれば、マシンスペックを決める必要もなくチューニングも不要
⇒ビックデータはその情報だけでお金になる、重要で大量な情報
その情報をオンプレミスで管理していたのではチューニングだけでコストが掛かり
マシンスペックが低いだけでその情報を生かせなくなってしまう。
Big Queryを使用すればチューニングコストも掛からず、より情報を生かせるようになる。
2.Kubernetes
必要な機能をマイクロサービス化することで機能の改修を柔軟に対応できる。
⇒イメージしやすいのは共通ライブラリのデカい版。
様々な機能をコンテナ化&マイクロサービス化しておくことで
必要な時にすぐにサービスを使用できるし、管理もしやすくなる。
3.Cloud Composer
様々な機能を制御するためにコントローラーとして利用
GUIで実行するため、リトライがしやすい
⇒データ分析をするには様々なサービス・機能を利用し解析する必要がある。
そんなときにCloud Composerを利用し、必要なサービス・機能を纏めておけば
分析するまでの時間を短縮できることになる。
まとめ
今回、初めてGoogle Cloud Next’19 に参加して、いろんな刺激を受けました。
自分が管理しているシステムもAWSのクラウドサービスを使用しており、
4月にサーバのハード故障検知があったのですが、クラウド環境のために
電源OFF・ONだけでシステムの構築先を変更できサービス停止時間も短くすみました。
もし、オンプレイスだと長い時間サービス停止することになり影響も大きかったと思います。
もし、新しいサービスを提案できるときがあれば、クラウドのサービスを
利用していきたいと思います。