なんと、DELL PowerEdge T420の2基あるCPUソケットのうち一つをピン曲がりせてしまいました!
結論!接点復活剤(コンタクトスプレー)で復活させました!
PowerEdge T420とはDELLのタワー型サーバです。こう言う奴↓
↑この部分。2基あるCPUソケットのうち一つを
CPU取り付け中にうっかりピン曲がりさせてしまいました。
いや~やっちまったなぁ~CPUソケットピン曲げ。
かれこれ10年以上は折ったり曲げたりすることなかったのですが、CPU取り付け時にうっかり手を滑らせちゃって曲げちゃいました。
上記の画像ではそれほど曲がっていないようにに見えますが、直している途中の画像です。
実はこのサーバーを使ってとある検証をしようとしていた矢先に事故ったので
直すのに必死で写真取り忘れていました。
ここから話はそれまでの経緯について話します、PowerEdge T420は結構前から目をつけていて
ヤフオクで安い中古サーバがないかと前々から物色していたのです。
何故なら今、家で稼働しているサーバたちがインテル Xeon プロセッサー 5000系(Westmere-EP)何ですよね。
で、VMware vSphere Hypervisor 6.7が一応現行は動くようにするけど今後互換性なくなって
7.0~からは動かないよ~と言う事で、サーバの世代交代機として考えてたんですよ。
VMware vSphere6.7で公式サポートされなくなったCPU一覧(一応動かそうと思えば現状は動く)
・AMD Opteron 13xxシリーズ
・AMD Opteron 23xxシリーズ
・AMD Opteron 24xxシリーズ
・AMD Opteron 41xxシリーズ
・AMD Opteron 61xxシリーズ
・AMD Opteron 83xxシリーズ
・AMD Opteron 84xxシリーズ
・Intel Core i7-620LEプロセッサ
・Intel i3 / i5 Clarkdaleシリーズ
・Intel Xeon 31xxシリーズ
・Intel Xeon 33xxシリーズ
・Intel Xeon 34xx Clarkdaleシリーズ
・Intel Xeon 34xx Lynnfieldシリーズ
・Intel Xeon 35xxシリーズ
・Intel Xeon 36xxシリーズ
・Intel Xeon 52xxシリーズ
・Intel Xeon 54xxシリーズ
・Intel Xeon 55xxシリーズ
・Intel Xeon 56xxシリーズ
・Intel Xeon 65xxシリーズ
・Intel Xeon 74xxシリーズ
・Intel Xeon 75xxシリーズ
詳しくは公式の互換性リスト参照
https://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php
で、色々な思惑があって世代交代機としてリストアップしてたのが
PowerEdge T420 と T620でした。
毎日ヤフオクウォッチをしていると「通電確認 T420 12000円」という出品があって
よくよくきちんと見てみると、リタンダント電源+2CPUヒートシンク
の構成ではありませんか。
う~ん動くか怪しいなぁ~と思いながらつい買っちゃいました。
結果、通電はしてファンは回転するもののBIOS・UEFI画面は表示されず・・・
といったものでした。
まぁT420にしては安かったし、今後本命のT420を何か破損させてしまった時の代替パーツとして
使えるからなーと自分を慰めつつ、またある日ヤフオクを見ると、動作確認済みのT420の
マザーボードが4200円程で売っていました。
長年サーバを弄ってきていたので恐らくマザーボードの不良だなこれはと思っていたこともあり
先ほどの「通電確認 T420 12000円」を思い出しました。
こうなりゃ買うしかない!
ってわけで買ったマザーボードがこいつです。↓
マザーボードを買ったものの仕事に追われてしばらく放置していましたが、GWがやってきたことで
これは組み立てのチャンスだ!とばかりにT420を分解、マザーボード交換して、この日の為に
これまたヤフオクで買ってあったE5-2450 v2 x2個を載せようとしました。
因みにXEONのCPUリストは下記になります。
そしてCPUを載せ替えて、いざT420を起動!
「unsupported cpu detected 」
サポート対象外のCPUを検出しました・・・
ええええええ
T420の互換性リストには載っているはずなのに。
あっこれ多分BIOSが古いな・・・
ってわけで急遽、ヤフオクで一番安い対応CPU E5-2603を500円で調達。
そして1ソケットだけCPUをつけて電源をON!
BIOS起動画面キターーーー
そしてDELLのサイトからT420の最新BIOSを落としてきて適用。
今回はWindows向けのBIOSアップデートプログラムをダウンロード。
余っていたSSDにAcronis True Image 2018で評価版Windows10 OSのイメージを仮想マシンからバックアップしてリストア。
そして無事、OS起動。
来ました来ました、BIOSアップデート。
適用してOSシャットダウン。
そしていざ!E5-2450 v2 x2を載せようとしたことろ、やっちまいました・・・
2基中1基のCPUソケットのピン曲げ・・・orz
もう高いCPUは二つも買っちゃってるしその他、このサーバの為に色々準備してたものもあるし
後には引けない。
とりあえず1基だけで起動させてサーバ検証をすすめようか・・・
とも思いましたが、やっぱり諦めきれません。
色々なサイトを見ながら見よう見まねで爪楊枝と虫眼鏡などを使って
曲がったピンを一つ一つ直していきます。
幸い、ピンを折ってはいないので見た目的には問題なさそうだしこれでなんとかなるだろうと
思い、再度CPUを装着し、電源ON!
・・・T420がCPUを一つしか認識しない!
この時のために既にもうメモリ192GB分買ってあるんだぞぉぉぉぉ
メモリ96GBしか認識しねーーーー
・・・詰んだ、完璧詰んだ。
自分がやらかしたこととはいえ、ヤフオクでもまだまだ希少種なT420筐体とマザーボードなんて
もう売ってねぇよ!
終わった・・・しかし!諦めきれねぇ!
そりゃぁね、ほんと何回も何回も穴が開くんじゃねーかと思うほどCPUソケットピンと睨めっこ
したり色々。
でもやっぱり1CPU認識しない。
と、ここで時々電子工作や釣り道具をメンテナンスする時に使う、
接点復活剤(コンタクトスプレー)
を一か八か付けてみようと思い、CPUの裏面にプシュー
そして電源ON!
すると・・・
キターーーーーーーーーーー!
ソケット2
コア16
倫理プロセッサ32
メモリ192GB
ちゃんと動いてますね。
マジでよかった。頑張ったねT420。うんうん。
本当はその時のCPUソケットの写真を撮りたかったのですが、
また外して認識されなくなったら堪らないので止めて起きました。
は~なんか一気にやつれた気するわ~CPUソケットの事で頭いっぱいで
一日中飯も食べれてなかったし。
と言う訳でなんとかかんとかピン曲がりを復旧できましたとさ。
GWの楽しみが一気に無くなるかと思ったわ。
その後、VMware vSphere Hypervisor(ESXi)をインストールして順調に動いています。
普通の市販品のマザーボードなら取り替え利くので気持ち的に楽ですが、
今回のピン曲げ、ピン折れ恐ろしいですね・・・
実は本題はこの件じゃなかった。
はい、実はこのサーバ組み立ては直ぐに終えて、そのサーバで検証したい事があったのです。
それは・・・
E5-2450 v2 x2
メモリ192GB
このスペックに
一時期パソコン工房等で売られていてYoutubeにも結構動画があがっている
格安マイニング用グラボ Radeon RX470をパススルーして使うとどんだけ性能がでるのか?
重いゲームやCAD等のソフトを快適に動かせるのではないか?
色々思惑がありまして、最終的には簡単格安なVDIみたいな環境を作って仕事の生産性を
上げられるのでは?と思っています。
CADなんかを使う人は狭いデスクにでかいワークステーションを置いたりして
スペースも圧縮されるし高いし人員の入れ替えの度に設定を変えなければいけなかったり・・・
そんなこんなを安く解決できるのでは?
この検証がしたかったのですが、あまりにCPUソケットのピン曲げ応急処置が長引いた為、
まだ十分に検証がとれておりません。
ちょっとブログ執筆の締め切りも迫ってきたので、この件はまたいずれ近いうちにアップしようと
思います。
ではではまた今度~