いきさつ
突然ですが、「ドヤる」って言葉を知っていますか?
意味としては単純に「ドヤ顔をする」という感じで、主にスタバ等でMacBookを使っている人が、自らの身分を誇示するときにやる動作です。
でも、MacBookを持っている人以外もドヤりたいですよね。
たとえばMicrosoftのSurfaceシリーズなら、同じようにドヤることができるかもしれません。
しかし、それ以外のパソコンだとどうでしょう?
たとえばPanasonicのLet’s Noteとかだと、ドヤるというよりは、仕事に追われているサラリーマンという印象の方が強いような気がします。
数年前にクラウドファンディングに登場したGPD Pocketは、閉じたときの見た目がどことなくMacBookっぽくて、MacBookやSurface以外でドヤるには最高のデバイスだと思います。
でもでも、GPD Pocketって画面が小さいんですよね。
カフェでGPD Pocketを目をこらしながら覗き込む……そんなのカッコワルイ!!
かといって画面のDPI設定をいじって項目を大きく表示したら、今度はせっかくの高解像度がもったいない!!
じゃあハズキルーペ……もっとカッコワルイ!!!
じゃあ仕方ない、画面を増やすべ!2画面あれば怖くない!!
おことわり
この記事の内容で実際にカフェに行ってみて、うまくドヤれなかったとしても責任は持てません。
まずはじめに
ドヤるためにはドヤるための機器が必要です。そういうわけで、以下のものを用意します。
- 任意のオシャレなモバイルパソコン
- モバイルディスプレイ
今回はGPD Pocketを使いますが、もちろんそれ以外でも構いません。後継機やパチモノもあるので、お好きなものを使うとよいでしょう。
ディスプレイ選び
小さくてオシャレなのが取り柄のGPD Pocket。なのでもちろん、モバイルディスプレイもオシャレである必要があります。
そういうわけで、Amazonでこのような商品を買ってみました。
USB Type-Cのケーブル一本で接続できてスタイリッシュで、それなりに小さくて高解像度のディスプレイです。
・・・が、この商品は失敗でした。
なんと、ディスプレイ用の電源に1.5Aだったか2Aだったか忘れましたが、とにかく大きめの電流が必要なのです。
本来のUSB Type-Cならおそらくそれくらいの電流は問題ないはずなのですが、GPD Pocket等のマシンは供給電流が小さいので、電流が足りずに画面が点灯しません。
Type-CではなくUSBとHDMIを別々に繋いでも、やはりUSB側の電流が小さい(そもそも規格上500mA以上出せない)ので、やはり画面は点灯せず、別途高出力の電源かモバイルバッテリーを持ち運ぶ必要が出てきます。
別に電源が必要だなんて、そんなのぜんぜんスタイリッシュじゃありません。
というわけでコイツはボツです。
それ以外でAmazonにて他の商品を探してみたのですが、ピンとくる商品がそれ以外にないんですよね。
自作液晶なんてどうだろう
そういえばしばらく前に、自作液晶を買ったのを思い出しました。
「IGZO 自作」とかでググればいくつも記事が出てきます。
自作IGZOはそこそこ敷居が高い製品になりますが、自分が買った頃の製品は、画面のサイズはGPD Pocketと同じで、解像度も画面の向きも同じです。それに加えて、消費電力は多くても500mAをちょっと越えるくらいなのだとか。IGZOすげー。
これをうまく活用すれば、効率的な作業環境を作れるかも?
(今では画面サイズや解像度が異なるものも売られているようですが、そういうのでもよいでしょう)
というわけで自作液晶とケースを組み合わせることに
IGZOの自作液晶と専用のケース(エンクロージャ)を組み合わせ、見た目スタイリッシュなモバイル(?)液晶ができました。
裏面はこのような感じ。HDMI端子と給電用のmicro USB端子が付いています。音は出ません。
本当はケーブル一本で済ませたかったところですが、それはしょうがないですね。
繋いでみよう
というわけで繋いでみます。
GPD Pocketにはmicro HDMI端子がありますので、micro HDMI→HDMIケーブルと、給電用のmicro USBケーブルを接続します。
うまく表示されました!(画面は回転させる必要がありますが)
スタンドさえなんとかすれば、これでカフェでドヤることができますね!
…でも、カフェでデュアルディスプレイにしてがっつり作業をするスタイルをキメたら、なんか出禁になりそうですよね。。。
やっぱりデュアルディスプレイにするのはやめましょ。
GPD Pocketだけでも十分スタイリッシュですもんね。無理にカッコつける必要なんてないはず。。。