システムの費用対効果とライフサイクルから生産性を考える~教育委員会~

皆さんは、お客様に生産性を求められたことはありますでしょうか?
直接求められることはなくても、単価交渉などでも生産性が低いとUpにつながらない、
そんな漠然としたイメージはありますよね。

いったい生産性とはなんでしょうか?
なぜ生産性を求めるのでしょうか?

■まずはお客様の考えを理解する。
お客様は、常にプロジェクトに効果(利益)を求めています。
逆に、儲けの無いプロジェクトなんてお客様は求めていません。
つまりは、プロジェクトの費用に対して、どれだけの利益が得られるかを、
プロジェクト内の全ての人間は意識しなければいけません。

■費用対効果とは?
例えば、あるシステム開発をするプロジェクトがあるとします。
システム開発には、それなりの費用が掛りますね。
では、いったい何に費用がかかるのでしょうか?

ざっくり言うとこうですね。
①システム開発費 + ②システム運用費

※システム開発/導入に係わる費用対効果を意識する際には、
次の2点に注意しないといけません。
①「システム開発費用」と「システム導入により得られる効果」の関係
②「システム導入後に掛る様々な費用(保守費/維持費)」と「システムの品質効果」の関係

①と②の両方をクリアしているシステム開発が、”成功したシステム開発”と言えるでしょう。

■ライフサイクルとは?
では、もう少し視野を広げて、システムのライフサイクルについて考えましょう。
ライフサイクルというと、基本的には以下の4つの期間に分かれます。
1.導入期
⇒導入するために多額の費用が発生するために利益は無いことが多い期間

2.成長期
⇒大幅に利益が得られる期間

3.成熟期
⇒利益は安定的に得られるか、または競争の激化によって利益が減少する期間

4.衰退期
⇒売上が減少してゆき、利益もそれに伴って利益が減少する期間

■システムの費用対効果とライフサイクル
2.成長期~3.成熟期までの間に多く利益を出すためには、システムの品質とコスト(開発費と運用費)が影響しそうですね。
ただ、開発費を削減すると品質が下がり運用費が掛かって、運用費が掛かると利益も減り、衰退期への突入も早まりそうですね。

要するに、バランスが大事かと思います!

■生産性(時間対効果)とは?
時間対効果は費用対効果に似てますが、費用を時間に置き換えたものです。
できるだけ短い時間で効果的な仕事をすることを指して、「時間対効果が高い」とされます。
我々、エンジニアは特に時間対効果を意識しないといけませんね。
時間対効果を上げるには、技術や手法などを、学ぶ必要があります。

・技術⇒開発費が削減できそうですね。
・手法⇒時間に余裕もでき品質が向上しそうです。(^^)v

■まとめ
何のために生産性を上げるのかを意識することは大切なことです。
システムの費用対効果、ライフサイクルを意識して、生産性をあげましょう!
そうすれば、顧客満足度も上がることでしょう!

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